安全性

自動車において最も大切なのは、安全性です。万が一のときに身を守ってくれるエアバックは、通常の車であれば運転席や助手席にしか搭載されていません。しかし、スペーシアはフロントシート側にサイドエアバック、リアシート側にカーテンエアバックが搭載されており、合計6つのエアバックが車内に搭載されています。さらに車内の座席シートは衝撃を吸収する構造になっており、外側のボディもその構造になっています。

これによって事故を起こしたとしても衝撃を和らげることができるのです。さらにスペーシアにはアダプティブクルーズコントロールが搭載されており、先行車がいる場合は自動で適切な車間距離を確保してくれます。万が一、近づきすぎてしまっても停止まで自動で行ってくれます。これによって衝突する危険性を大きく減らしているのです。

機能性

スペーシアはスライドドアのため、乗り降りが簡単です。さらに車内空間が広々としており、収納スペースが広いです。買い物をたくさんしたとしても問題なく積み込むことができるでしょう。
また、注目すべきは車内温度です。後部座席の足元には暖かい風を送るダクトが搭載されているので、一年を通して温度の変化に対応できるようになっています。

スタイルを選べる

スペーシアにはスペーシア、スペーシアカスタム、スペーシアギアの3種類があり、それぞれ得意としている箇所が違います。自分のライフスタイルに合わせて車を選べるというのは大きな利点でしょう。デザインの高級感を求めるならスペーシアカスタム、アウトドアでの活用が多いのであればスペーシアギアがおすすめです。

HYBRID G

スペーシアのベースグレードとなっているのがこのHYBRID Gです。一般的な他の車と比較すると、ベースグレードにしては高めとなっています。その理由ですが、スズキ独自の技術であるISGが搭載されていることにあります。

ISGは減速時のエネルギーを利用して発電をするシステムです。発電した電力を使ってモーターをアシストすることで、低燃費を実現しています。つまり、低燃費である代わりに初期投資が少し高めとなっているのです。長期間にわたってスペーシアを利用するのであれば、その燃費のよさから十分に投資する価値があるといえるでしょう。むしろ他の車よりスペーシアのほうが長い目で見たらお得かもしれません。

上級グレードであるHYBRID Xと比較すると、スライドドアのパワースライド機能が搭載されていない点が気になります。他の装備に関しては、ほぼ全て備わっているのでベースグレードでも十分機能性は高いといえるでしょう。

HYBRID X

HYBRID XはHYBRID Gにスライドドアのパワースライド機能が備わっている他、車内のスリムサーキュレーター、UVカット、赤外線カット機能を備えたフロントドアガラスが搭載されているのが特徴です。

まずスリムサーキュレーターですが、これは車内の温度差をなくすための装置です。後部座席だけ寒く、運転席は暑いといった事態になりやすいのですが、車内の空気を循環させることでこの温度差をなくしているのです。紫外線や赤外線は日焼け、車内の温度上昇の原因となります。これをしっかりカットしてくれるので、より快適に運転が可能です。双方のグレードに価格に見合うだけの価値があります。