ディーラー車検は充実した予備整備が強み！

ディーラー車検は予備整備が充実しています。予備整備とは、安全に使用できるように行う整備のことで、通常の車検に加えて行われます。予備整備は法律によって義務付けられているわけではありません。しかし、いずれ劣化する可能性がある部品に関しては、安全を考慮して早めに交換することが大切です。不具合が出れば走行性能に支障をきたすかもしれません。

車は思わぬトラブルが起こりやすいです。車検を受けたからといって、次の車検までの間、何もトラブルが起こらないことが保証されているわけではありません。予備整備を行うことで突発的なトラブルの回避につながるため、より安全性が高まります。安全性を重要視するのであれば、予備整備を行っているディーラーに車検を依頼するのも選択肢の一つです。

民間車検には認証工場と指定工場がある！

民間車検は認証工場または指定工場で受けることができます。まず、認証工場は地方運輸局長から認証を受けた工場のことで、車の分解や点検、整備に対応可能です。一定規模の設備や機器などが設置されており、有資格者も在席しています。ただし、車検ラインはありません。そのため、車検を受けることはできず、陸運支局に持ち込む必要があります。車検を完了するまでに多少の時間はかかりますが、比較的安いコストで受けられるのが特徴といえます。

指定工場はその場で車検を行うことが可能です。スピーディーに車検を済ませたいときなどは、指定工場の利用をおすすめします。指定工場の認可を受けるためには、厳しい基準をクリアしなくてはいけません。その基準を満たしているということは、高品質な整備を受けられる可能性が高いです。指定工場ならではの視点で、見つけにくい小さな不具合も発見できます。
さらに、即日車検に対応する指定工場も多いです。予約してスケジュールを調整するといった手間をかけたくない方は、確認してみてください。1日車検など、持ち込んだその日に車検が受けられるシステムもあります。車をその日に持ち帰ることができるので、日常的に車を使用する方におすすめです。

車検の有効期限について

車検には有効期限があります。有効期限の1ヶ月前に受けるのが基本です。それより以前に受けると有効期間が変わってきます。例として4月15日が車検の満了日の場合、3月16日～4月15日までに車検を完了すると、次の車検の有効期限は翌年の4月15日です。しかし、3月2日に車検を受けた場合は、有効期限は3月1日となります。
車検を受けた日から起算した日が翌年の有効期限となるため、満了日の1ヶ月前から車検を受けるのが一般的なのです。もちろん、都合がつかないという場合は、前倒しで車検を受けることも可能です。しかし、よほどのことがない限り、前倒しで車検を受ける必要はありません。

車検の期間で気をつけたいこと

車検を受ける際に注意したいことは、満了日ギリギリの車検についてです。検査日に必ず合格の判定が出るとは限りません。車検では、部品の劣化具合などによって不適合とみなされることもあります。ギリギリで車検を受けて不適合となった場合、車検の満了日を超えてしまいます。そのため、車検はある程度日数に余裕を持って受けることが大切です。

万が一、車検の満了日を過ぎてしまった場合、公道を走ることができません。車検が切れた状態で運転すると処罰の対象になるため、注意しましょう。車検場に車を運転して持ち込むことができないので、別の手段で運搬する必要があります。基本的に車検は同じ時期に受けることになります。仕事の繁忙期を避けるなど、可能であれば、スケジュールの都合がつきやすい時期に受けることをおすすめします。